令和3年度(17回)定期総会・鑑賞会


和3年4月18日四国讃岐支部の第17回総会と鑑定会・鑑賞会が大西・アオイ記念館で開催されました。コロナの感染拡大のニュースを心配しつつ、一方、昨日からの雨が上がり、県内ではオリンピックの聖火リレーが行われているという中で行われました。午前の総会に続いて、午後の鑑賞会では、協会より石井彰講師が名刀5口を用意してくださいました。

 

 壱号刀 (安綱)

 地鉄の肌模様と刃肌の立ち具合、それに絡んだ沸筋、金筋のかかり方、元の大きな焼き落としの3点が見所の太刀。ほとんどの人が1の札2の札で当たりか同然を取っていました。

 

 弐号刀  (照包)

典型的な寛文新刀姿をしていて、緩やかな傾斜が重なるような濤瀾乱れの刃文でした。入札の方はほとんどの人が当たり1の札で当たりを取っていました。







 

 参号  (吉次)

 青江の縮緬肌で、刃文は細直ぐ刃。上半筋映りが立っているところに特徴が現れているものでした。ベテランの方は外す方はいませんでした。

 

 号刀  (行広)

 寛文期の肥前刀で、適度な反りと、元の方は低く目に抑えた直ぐ調の焼き出しを見せて、互の目を主体とした乱れを低い刃で繋ぐと言った特徴の刀でした。1の札で当たりは少なく同然が多く見られました。

 五号刀  (雲生)

 直刃調でありながら陰の尖り刃が見られ、差裏に地斑映りがみられるものでした。一見とらえがたいもので、今回の入札でも青江を入札した人が幾人もの人がいました。明瞭な地斑映りが立つ場合というのは、こういったきれいな小板目のつんだ地鉄の場合が多いということでした。

 


 コロナの影響で普段より少ない8名の参加者でしたが、解説を聞いた後、一振り一振り手に取り、見所を確認したり、見比べたりして熱心に観察して大変勉強になる会でした。

        当日の三賞は天位  吉田良三、地位  大塚勝志、人位  矢野茂雄でした。(敬称略)

     協会をはじめ支部の皆様には、引き続きご指導、ご助言賜りますようお願い申し上げます。