鑑賞会開催
天位 川股賢司
地位 丹生寿男
人位 谷 茂信
入札鑑定後の解説では檜山先生から鑑定刀の見所を次のとおり、分かりやすくご教示いただきました。
一号刀は、自身の作品は少数であり、国広の代作代銘者でないかといわれているなど興味深いものであ
ること。
二号刀では古刀と新刀の丁子刃の相違を四号刀の多々良長幸、鑑賞刀の是次と比較して、頭がうるむ、
まると指摘。また、皆が悩んだ三号刀では柾がかる地金、鎬高く、重ね厚い作り込み、掃きかけた帽子
などから大和伝を示していることに留意すべき。
四号刀の作者は末備前風な出来が多く、腰の開いた互の目を焼くのが特徴。
五号刀は南北朝初期の体配で帽子の出来から左であることが分かる。
なお、当支部ではインターネット上にホームページを掲載いたしました。一度、ご覧頂きましたら幸い
です。「刀剣」「讃岐支部」で一発検索できるようです。試してみませんか。
讃岐支部 川股賢司