支部研究会

讃岐支部の平成18年度最後の研究会(第4回目)を3月25日)1時から高松市内の圓通寺コミニテーセンターで開催しました。
当日は天候不順のためか出足も悪く参加者は10名と少数でした。
19年度会費の徴収と誌上鑑定刀の意見交換が終わり、早めの散会となるかと思われた矢先、所蔵刀を携えた会員が到着しました。
持参して頂いた所蔵刀は次のとおり
脇差 伝畠田真守 大丁子乱に蛙子丁子が交じった出来で華やかなものです。

   吉井盛則(折返銘) 揃った小互の目を焼いた吉井一門の教科書的作品です。

   保昌貞光(貞光と金象嵌銘あり) 地金は細かい柾目肌、刃文は直刃で二重刃かかり、一見地味ですが渋い味わいのものです。                                                                  なお、保昌貞光には金装飾剣拵(きんそうかざりたちこしらえ)が付いており、公卿の儀仗太刀拵で昭和初期に製作された模し物で有るが太刀拵の内でも最も華麗で豪華な物であります。手に取って鑑賞するには憚られるものでした。カメラを用意していなかったため残念ながら写真はありません。悪しからず。
いずれの刀も会員を喜ばせてくれるものばかりでしたが、予定時間となり、5月20日(日)に開催される総会での再会を約して散会となりました。

                                                                     川股賢司