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定例美術刀剣鑑賞会

会員所蔵の刀剣鑑賞会の開催
719日高松テルサに於いて刀剣及び刀装具の鑑賞会を開催いたしました。
まず初めに初心者講座、三谷副支部長から前回と同じく現代の金工師をテーマにして、過去にテレビで放送された宮島市郎氏の番組を視聴しました。太刀拵えの金具を製作していましたが、各部位一つ一つ細かい作業を繰り返し、最後は寸分の狂いも無く美しく組上がっていました。
宮島先生は、今は居られませんが、御子息の方が技術を継承されて活躍されているそうです。
続いての今月号誌上鑑定考察は、押形に描かれた特徴的な彫物とヒントの文章で、みなさん早々に個銘に絞りこめました。
昼食の後、会員が持ち寄った刀や刀装具で鑑賞会が始まりました。
   鑑賞刀
  短刀  藤原真景(拵付)
 

  脇差 肥 忠吉 (裏) 藤原宗長



    無銘 千手院 (特重) 


  脇差  井上和泉守国貞


  短刀 宮本包則








    無銘 為継


  短刀 備中国左兵衛国重作



  脇差 新刀祐定



   加賀守藤原包高(郷土刀)




  刀装具  雅楽尽金具蒔絵鞘大小拵
                                                                                                             











         渡邉星定紋微塵青貝珊瑚螺鈿塗鞘半太刀拵














          沃懸地菊唐草紋蒔絵太刀拵


各持ち主の方に入手した時のエピソード・見所などを説明して頂きましたが、地刃の働きが実物を見て勉強になった話、人の縁や運命など、刀にも意思があるのではないか?と感じさせるお話もありました。
今回の鑑賞会は予定数以上の鑑賞刀・刀装具などが集まり大変盛況の内に時間となり御開きとなりました。
鑑賞刀など出品して頂いた会員の皆様に感謝したいと思います。
参加者は約20名でした。                                                                                                                                                                       四国讃岐支部 小林昭等