たたらは3昼夜の操業で「一代(ひとよ)」と言います。
これによりケラ(金へんに母と書く)を作ります。高殿に燃焼させながら砂鉄と木炭を交互に入れケラをつくりこれから玉鋼をとりだします。ひとよで使用する砂鉄は10トン、木炭は13トン、これから2.5トンのケラが出来上がるわけです。
この操業はいつするかと言いますと、ものすごい暑さがあるわけですので、例年1~2月の真冬に操業するわけです。その間、村下は不眠不休で操業するわけです。このような大変な作業を経て刀の材料が作られる訳で、是非、見学をしていただきたいと思います。これを見学すれば、刀に対する態度が変わってくるのでないでしょうか。讃岐支部会員の多くが平成10年1月30日~31日にこれを見て刀に対する考え方が変わりました。
是非日刀保たたらを訪問して下さい。